第11話

タスク管理初心者は日次計画を立てるべきではない

いつもありがとうございます。Takuya.B(@TB_IQ)です。

具体的な目標を立て、その目標を達成するために緻密な達成計画を練る作業は非常に楽しい。しかし、皆が達成計画を作ることができ、1日レベルで行動計画を立てることができるかと言われると、難しいと感じる人もいます。

それでは、どのように計画を立てれば良いのでしょうか?いくつか方法を考えましたが、その中でも初心者はまずここから始めた方が良いよね!とオススメできる方法があるのでご紹介します。

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初心者は日次計画を立てるべきではない

夢や大きな目標を決めたら、10年計画・5カ年計画・年次計画・月次計画・週次計画・日次計画という具合に計画を立てる方法があります。

例えば、「5年後のこの目標を達成するためには3年後にこの資格を取得している必要があって、1年後にはこれらのテキストの内容を頭に入れておいて…今週はこのテキストのこの範囲を勉強しよう、今日はこのページを勉強しよう」という具合に長期的な目標を具体的に日常に落としこむ方法です。

しかし、時間を掛けて作り上げた計画は砂の城のごとく一瞬で崩壊します。せっかく作った計画書も一瞬でゴミ同然になります。なぜか?

完璧な予測など不可能〜突然の予定〜

あなたがスケジュール帳を開いて完璧な1日の計画を立てたとしても急な予定はお構いなしに入ってきます。例え前日に計画を立てたとしてもです。

それは保険会社からの電話かもしれませんし、実家に住む親からの電話かもしれません。「5分ほどお時間よろしいでしょうか?」と尋ねられて「よろしくない!」と切電できれば良いのですが、それは極めて稀なケースといえます。

1日の計画はもちろん年次計画に比べれば予測しやすい。しかし、完璧な予測は不可能なのであれば、そもそも計画を立てる必要はありません。

ここから飛び降りたら死ぬというのが分かっていて飛び降りる奴はアホ同然です。日次計画を立てるのはそれと同じです。

あなたが堕落しているから。

計画通りに事が進まない原因は外的な急用だけではありません。あなた自身に問題があるケースも考えられます。

例えば、実際に今日わたしが犯した過ちなのですが、17時から歯医者の予約をしていました。しかし、家を出たのは到着ギリギリの16時45分。2分前に受付を済ませることができたので問題はありませんでした。銀の詰め物最高。

このように「あと5分くらいいいよね?」という堕落した考えを捨てることができない以上、計画を立てても無駄です。あなたの5分は15分を意味しているのですか?30分を意味しているのですか?

5分は5分です。それすら守れない人は計画を立てても無駄に終わるので辞めましょう。

日次計画よりも週次計画を立てよう!

散々、日次計画を立てても無駄無駄無駄無駄ァ〜ッ!!と唱えてきましたが、本当に無駄かというとそういうわけではありません。しかし、ここでは対象を“タスク管理初心者”に限定していますので、あえてこのまま進めます。

私は日次計画を立てるよりも週次計画、いや“週次目標”を立てた方が初めのうちは良いと考えています。これは“1週間でこれをやる”という目標のことです。

急用や気分の問題で1日の計画に狂いが生じるのであれば、あえて時間を気にせず1週間という時間スケールで目標を達成すると意識した方がストレスを軽減しつつ取り組むことができます。

日次計画が本当に無駄なわけではない。しかし…

せっかく計画を立てたのに、たった数分でも計画が狂うだけで「チクショーッ!」と思ったことはありませんか?狂ったから全部投げ出してしまえみたいな。

私はそういう人です。だから計画にはある程度のゆとりを持たせて取り組んでいます。疲れやストレスを最小限に抑えつつ、着実に前に進めています。

日次計画を立てるのであれば、TaskChute2やTaskuma、Toggleなどを用いて行動の記録を取ってからの方が良いでしょう。何にどれくらい時間が掛かるのかが分かるため、日次計画を立てて実行しやすくなります。

しかし、まずは週間計画・目標を立て、それを完了することに注力したほうが「チクショー!」という嫌な気分を味わわずに済みます。

1日の時間単位・分単位の計画を練るのはその後でも遅くはありません。

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あとがき

1周間も十分な時間があったらのんびりしてしまうという人は1日のメインミッションを決めるようにしてみると良いでしょう。

1日のうちであれば時間は関係なくいつ取り組んでも良いものです。私なら朝一番で取り組みます。

例えば、「ブログの更新を習慣化する」という目標を達成するために、朝起きてすぐブログ記事を執筆するよう心がけていました。こんな具合です。

まずは1週間でこれをやると決めた目標を確実に達成できるよう意識してみてはいかがですか?