第46話

なかなか行動に移せない?自己啓発についていま一度考えてみる

こんにちは!Takuya.B(@TB_IQ)です。

自己啓発本を読んでも当たり前のことしか書いてなかったり、「これは!」と思うことが書いてあったとしても中々行動に移せなかったりしますよね。

皆が口を揃えて「行動しろ!」と騒ぐ中、「それはわかってるんだけど、行動に移せなくて困ってんだよ!」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なぜ、自己啓発本を読んでも行動に移しにくいのか。そして、どうすれば行動に移せるようになるのか

今日はそのあたりについてお話させて頂きます!

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自己啓発とは、そもそも何なのか

そもそも、『自己啓発』とは一体何なのでしょうか。わたしはこれまで自己啓発の定義を知らず、単にモチベーションを上げてくれるもの、成果を出すためのノウハウがわかるものぐらいにしか考えていませんでした。

Wikipediaで調べてみると、自己啓発とは次のように記されています。

自己啓発(じこけいはつ)とは、自己を人間としてより高い段階へ上昇させようとする行為である。「より高い能力」、「より大きい成功」、「より充実した生き方」、「より優れた人格」などの獲得を目指す。

つまり、簡単にいえば「自分を成長させるためのもの」ということです。

で、わたしは成長=アウトプットの質が高まることだと考えています。自己啓発本にしろ自己啓発セミナーにしろ、インプットした内容を行動・習慣に加えてアウトプットの質を高めなければ意味がありません。

つまり、皆が口をそろえて言うように『行動に移すことが大事』というわけです。

 

……

 

んなこたぁわかってんだよっ!(怒)

というわけで、なぜ自己啓発本は行動につながりにくいのか少し考えてみましょう。

なぜ、自己啓発本は行動に繋がりにくいのか

上で見たように自己啓発本では、大きく分けて次の4種類に関する知識を得ることができます。

  1. より高い能力
  2. より大きい成功
  3. より充実した生き方
  4. より優れた人格

この4種類の中でも行動に移しやすいものとそうでないものがあると思いますが、中でも最も行動に起こしにくいのは 2. の『より大きい成功』ではないでしょうか。

そこで、ここから先では自己啓発の中でも「より大きい成功」を得るためのもの、言い換えれば、『成功法則・成功哲学』と呼ばれるものにフォーカスしてお話させて頂きます。

みんなだいすき!成功法則!

成功法則(=成功哲学)とは、Wikipediaで次のように記されていました。

目標を達成するための思想や手法を法則化したものである。成功者の行動や思想を分析し、それを模倣することによって同じ効果を得ることができるという考えに基づく。

ちなみに、私が何度も読み返している成功法則系の自己啓発書はナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』です。

なぜ、成功法則系の自己啓発書が行動に移しにくいのか。それは成功法則が一般的または抽象的なものだからです。

成功法則とは『法則』であって『方法論』ではない

成功法則は複数の成功事例から導かれた法則性に過ぎません。自己啓発本に書かれている「成功した人は○○していた。だから○○に取り組みましょう。」と書かれていることは、概ね正しいのでしょう。

ですが、その内容のほとんどが一般的か抽象的であることがほとんどです。一般的すぎれば日常的にその行動をしている可能性が高いので、新たな行動として意識して取り組むことはありません。一方で、抽象的すぎれば「具体的にどうすればいいの?」となってしまい行動に移せません。

そもそも論として自己啓発本は行動に移しにくいようにできているのです。

特に、成功法則とは成功という結果を寄せ集めて法則性を見出しているだけで、ほとんどの場合、あなたが成功(結果)に至るまでの具体的な方法論が記されているわけではありません

ただ、成功法則は概ね正しいと考えられている(少なくとも私はそう考えている)ので、行動する際の指針程度に考えておくのがベストだと言えそうです。

具体的な方法論を手に入れるための行動に繋げる

逆にいうと、具体的な方法論さえわかっていれば行動に繋がる可能性は高まるといえます。ですから、自己啓発本を読んで次にすべき行動は、この具体的な方法論探しになります。

これは例えると、クックパッドで作りたい料理のレシピを探すのに似ています。

例えるならば、

  • 作りたい料理 → 望んでいる結果
  • レシピ → 結果に至るまでの具体的な方法論
  • 食材 → 知識、スキル、経験など

作りたい料理が決まったら、レシピを探す。そしてレシピに記されてる食材や調味料を準備して、正しい手順に沿って調理していく。

おいしい料理をつくるのも、自己啓発で自分を成長させるのも、本質的な流れは同じです。

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まとめ

まとめとして、今回わたしが伝えたかったことは

  • 自己啓発は行動する上での指針(コンパス)として考えておくのが良い
  • 自己啓発、特に成功法則などは『法則』であって、『具体的な方法論』ではない
  • だから、「行動しろ!」と言われても大抵の人はできない
  • であれば、自己啓発本を読んだ後、『具体的な方法論探し』という行動をするべき

ということです。後半は自己啓発の中でも成功法則系の話になってしまいましたが、これは自己啓発の内容が『より充実した生き方』でも『より優れた人格』でも共通して言えます。

ですから、自己啓発本を読んだら読んだままにせず、周りに「行動しろ」と言われてムッとせずに、迅速に次のステップにシフトするのが賢明かと。

ただ、人間は怠惰な生き物ですので、次にやるべきことが明確になっても中々行動できないものです。そんなときはタスク管理に取り組んでみてはいかがでしょう。

では!