私たちは計画を立てるのが大好きです。しかし、その計画のほとんどは達成されることなく忘れ去られてしまいます。なぜ計画は倒れるのでしょうか?
その原因を突き止め、具体的な解決策を考えてみましょう!
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計画を立てるのは楽しい!
何か新しいことを始めよう、新しいことにチャレンジしようと考えたとき、私たちはノリノリに計画を立てようとします。それはもうノリにノッています。
しかし、ノリにノッて立てた計画(必死になって考えた計画も含)にも関わらず、そのほとんどは虚しくも崩れてしまったのではないでしょうか?キレイに作った計画書はゴミ同然のものになってしまった。そんな経験はありませんか?
かつての私もノリにノッていたため、何枚もの紙を無駄にしてしまいました。そりゃもう物凄い枚数の紙です。これが紙幣であればもう億万長者です。
計画を立てるのはとっても楽しい、あたかも立てた計画が達成されたかのような感覚に陥ってしまいます。それほど計画を立てるのはとっても楽しい。
なぜ計画が破綻するのか
計画というのは言葉を変えれば単なる妄想です。机上の空論に過ぎません。言葉は悪いですが、そういうものです。
なぜかというと現実を知らない自分が立てている計画だからです。例えばダイエットしようと考えている人が「何日までに何キロ痩せるぞ!」という計画を立てたとしても、その計画には“どれくらいのカロリーを摂取してどれくらい運動をすればどれくらいの脂肪が燃焼して結果その1日で何キロ痩せる”と具体的に計画していないでしょう。専門的な知識が必要になりますし、そこまで計算する意欲もわきません。面倒すぎます。
しかし、本気で痩せようと思えば専門知識を頭に叩き込む必要もあるでしょうし、実際に1日単位で食事制限や運動を行わなければ“理想のボディ〜♪”は手に入らないでしょう。私は楽して痩せていますが、楽して痩せるという決まり文句は信じていません。
ダイエットを例に上げましたが、私たちが立てるほとんどの計画も同様です。具体性が足りない、現実的ではない目標を設定してしまっている場合がほとんどです。
なぜ立てた計画が破綻するのか。それは計画が単なる妄想だからです。これは“現実的で無いから”ということですが、突き詰めれば“行動をしていない”からと言うこともできます。
なぜ?
行動すると現実がわかる
先に言っておきますが、行動したからと言って確実に現実的な計画が立てられるというわけではありません。想定外の出来事が起こりうることもあります。
しかし、行動すると机上で計画を立てているときには気が付かなかった必要要素の存在にも気付くことができるでしょうし、そこから芋づる式に現実的なデータや必要な要素が現れることも珍しくはありません。これは行動がもたらした具体的かつ現実的な情報です。
こういう訳で、単なる妄想で立てた計画よりも実際に行動してある程度の基準(ベースライン、現実的なデータ、具体的な情報)がわかった上で立てた計画、どちらがより現実的なものであるかというと、もちろん後者の計画の方が実現しやすいという点は感覚的にお分かり頂けるはずです。
計画を立てられない場合も同様!
また人によっては計画を立てようにも具体的に何をしていいのか分からないという方もいらっしゃるかと思います。その場合も行動が足りないのが原因です。
具体的に何をしていいか分からないから延々と計画を立てるのに時間を掛けている人もいます。これは時間の無駄と言ってもいいでしょう。
どれだけ時間を掛けてどれだけ頭を捻って計画をたてることができたとしても、それは前述の単なる妄想に過ぎません。
具体的に何をしていいのか分からない場合は、まず今何をするべきかだけを1つ考えましょう。そして実際に行動におこしましょう。行動をする過程で具体的な情報を得ることができれば、計画を立てることができるはずです。
計画は途中変更してもよい!
1つ勘違いしてしまうのが、私たちは計画は途中で変えてはいけないものと考えてしまうことです。
確かに、立てた計画通りに事が運ぶのがベストですし、そう努力する必要はあります。しかし、前述の考え方からすれば計画なんて妄想でしか無く、仮に現実的な数値を目標に定めても実際にその通りに事が運ぶとは限りません。
にも関わらず、当初の計画を何としてでも守らなくてはいけないという考え方をしてしまいます。ガッチガチに固めた計画は脆いです。例えるならガラス製のコップです。落としたりハンマーで横殴りをすると簡単に木っ端微塵です。
それに変わってゴム製のコップは落としてもハンマーで殴っても壊れることはありません。これと同様に計画も柔らかさ必要です。柔軟な計画変更をしてこそ本来達成すべき目標が果たされるのです。
計画を立てるのが目的ではありません。計画によって目標を達成することが目的なのです。何が目的なのか忘れてはいけません。
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まとめ
計画を立てるのが楽しいことは私自身がよく知っています。ただ実際に立てた計画が徐々に達成されているときの方がもっと楽しいことも知っています。
だから計画が破綻するのはもったいないと感じてしまいます。最近、わたしは計画を破綻させていません。ほとんどにおいて計画通りに事が運び、目標達成しています。だからこそ過去の自分へのアドバイスという意味も含めてこの記事を書かせて頂きました。
ポイントは3つです。
- 計画を立てられないとき→まず行動!
- 計画が立てられたとき→まず行動!
- 計画通りに事が運ばない→計画を修正・変更!
計画は目標を達成するためにあります。目標を達成することが目的であり、計画通りに事を進めることが目的ではありません。したがって、計画は途中変更しても良いのです。何も罪悪感を感じる必要はありません。
現実を知らず無理な計画を立てた過去の自分に中指を立ててやりましょう!←
皆様が次に計画を立てるとき少しでも参考になれば幸いです。