二度とアルバイトはしないと決意した私がアルバイトをする理由と考え

私は今月からIT企業でアルバイトをしています。エンジニア見習いとしてシステム開発系の仕事をしています。今年3月にバイトを辞めた際の「学業に専念したい」というそれらしい理由の裏には「二度とバイトなんかするかッ!」という思いが少なからずありました。それにも関わらず私が再びバイトを始めたのにはワケがあります。

学生にとって当たり前のアルバイト。しかし、人生レベルでその価値を考えてみると違った景色が見えてきます。

私が再びバイトを始めた理由。そしてバイトについて考えていることについて詳しくお話します!

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そもそもお金欲しさに始めたわけではない

冒頭でお話したとおり、私は現在システム開発系の仕事をさせて頂いています。とはいっても、まだ仕事らしい仕事はできておらず修行中の身です。

このサイトを運営してからと言うものの、私の将来の夢は1つに固まるどころか、増える一方でした。それは将来の夢(=職業)を1つに絞れないという意味でもあります。この何ともいえないモヤモヤした感じを払拭したい、私は研究者になりたいと思っているが果たして本当にそうなのか?IT系の仕事も捨てがたい。その思いは日に日に募るばかりでした。

そこでIT系の仕事を体験することができるバイトは無いかと考え、インターネットで調べ応募しました。皆が就活や修士論文に苦しむ中、バイトを始めるなんて馬鹿としかいえません。

ですが、お金欲しさにアルバイトをするわけではなく、経験を積むという意味でのアルバイトです。後ろめたさは私にはありませんでした。むしろ経験を積ませて頂いて、加えてお金も頂戴するのが申し訳ない。そう思ってしまうほどです。

やりたいことでなければバイトはするべきじゃない

私は塾講師やコールセンタースタッフ、カフェ店員と統一感のないバイト経歴を持っています。

バイトを転々とした私が言っても説得力がありませんが、本当にやりたいことじゃないとバイトをするメリットはありません。

というのも時給制のバイトは字のごとく時間を売って給料を頂くシステムだからです。就いた仕事が本当に自分のやりたいことなのであれば、非常に有意義な時間が過ごせることでしょう。しかし、ただの遊ぶカネ欲しさに貴重な時間を差し出すのは賢明とはいえません

ですから私は人に分かりやすく教えるという方法が身に付いたと感じたら塾講師は辞めましたし、電話応対のスキルを身に付けたらコールセンターも辞めました。美味しいコーヒーの入れ方を身に付けたからカフェも辞めました。自分のやりたいこと身に付けたいことを身に付けたらそれ以上は時間の無駄だからです。

学生の本業は学業です。学生であるにも関わらずバイトに専念するという理屈を覆すには、もっと上の視点から判断する必要があります。私はこれを“人生レベル”の視点と呼んでいます。「人生レベルで大事なことだから、本業とは別の事(ここでいうバイト)に力を入れてもOKだよね!」という理屈です。

だから本当に自分がやりたいことじゃないとアルバイトはするべきではないと私は考えています。ただし、若い内に色々な業種に携わってみたい、知らない世界を体験してみたいという人は積極的にアルバイトをするべきです。

私が言いたいのは「時間を無駄にするな」ということ。ただそれだけです。

自分の夢を突き詰めれば景色が変わる

ここでの夢は職業という意味ではなく、“自分が将来どうありたいか、何をしていたいのか”という意味の夢です。

職業となると1つに絞りきれず、私はシステム開発のバイトを始めました。しかし、私の夢はブレていません。主体的に行動をし、着実に一歩ずつ夢に向かって前進しています。

巷では「大学生は人生の夏休み!」などと言われたりしています。その4年間で様々な経験を積むも良し、学業に励むも良し、バイトに専念するも良し、遊ぶのも良しです。将来の夢(=職業)も決められなくても構いません。ただし、将来自分がどう在りたいのか、何をしていたいのかだけは突き詰めて考えておいて損はありません。

どんな職業についてもお金は貰えます。そのお金を使って何が欲しいのか、何をしたいのか。

会社では何かしらのポジションを任されるでしょう。そのポジションでどんな成果を出したいのか、どのような事業を立ち上げたいのか。

おそらく結婚もすることでしょう。結婚した後、どのような家庭を築きたいのか、どんな家に住みたいのか。

私たちは必ず死を迎えます。どんな死に方をしたいのか、葬式にはどれだけの数のどんな交流の人達が悲しんでくれるのか。

自分の貴重な時間を捨てて遊ぶカネ欲しさにバイトなんてせず、学生の次のステップである就職なんて小さい夢に振り回されず、もっと大きな人生レベルの夢をとことん深く突き詰めて考えると、今見えている景色がガラッと変わります。

そうするとアルバイト1つするにしても、そこに目的が生まれてお金を得る以上に得られるものが増えてきます。そして、主体的にどんどん行動をすることができるようになります。

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あとがき

接客業なんか二度とするかと思っている私ですが、接客業に携わって様々なことを経験し、学ぶことができました。塾講師もコールセンターも同様です。経験を積むにはバイトは非常にいい職業体型だと思います。しかし、一生その仕事で食っていく気がないのであれば、吸収すべきことを吸収しきったら退くべきです。

アルバイトの1日あたりの時間はちっぽけなものですが、それが積み重なると多大なる時間の損失でしかありません。その損失を人生レベルで見るとどれだけ時間を無駄にしたか気付くことでしょう。

何が自分にとって本当に大事なのかを突き詰めて考えアルバイトと向き合うことで、それは時間の浪費から時間の投資に変わることでしょう。大学生は夏休み真っ只中、バイトに遊びに充実した生活を送って欲しいものです!