第19話

docker-composeで大容量ファイルをアップできるWordPress開発環境構築する方法

こんにちは!Takuya.B(@TB_IQ)です。

以前、docker-composeを用いたWordPress開発環境構築の記事を公開しました。

しかし、アップロードできるファイルサイズの容量が2MBとなっており画像ファイルやWordPressテーマがアップできないことがありました。

そこで、本日はアップロードファイルサイズを変更可能なWordPress開発環境の構築方法をご紹介します!

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ディレクトリ構造

ディレクトリ構造は以下のようにしてください。太字はディレクトリを表しています。

  • docker
    • Dockerfile
    • php.ini
  • docker-compose.yml
  • html

サンプルコード

docker-compose.yml

version: '3.3'

services:
   wordpress:
     image: wordpress:latest
     depends_on:
       - db
     ports:
       - "80:80"
     restart: always
     environment:
       WORDPRESS_DB_HOST: db:3306
       WORDPRESS_DB_USER: wordpress
       WORDPRESS_DB_PASSWORD: wordpress
       WORDPRESS_DB_NAME: wordpress
     volumes:
       - ./html:/var/www/html

   db:
     platform: linux/x86_64
     image: mysql:5.7
     volumes:
       - db_data:/var/lib/mysql
     restart: always
     environment:
       MYSQL_ROOT_PASSWORD: root
       MYSQL_DATABASE: wordpress
       MYSQL_USER: wordpress
       MYSQL_PASSWORD: wordpress
       
volumes:
    db_data:

Dockerfile

FROM wordpress:latest

COPY ./php.ini /usr/local/etc/php/php.ini

RUN apt-get update
RUN apt-get install -y vim

php.ini

[Date]
date.timezone = "Asia/Tokyo"
[mbstring]
mbstring.internal_encoding = "UTF-8"
mbstring.language = "Japanese"

;POSTデータの最大サイズ ※合計サイズ
post_max_size = 10M

;1ファイルあたりの最大アップロードサイズ
upload_max_filesize = 10M

;タイムアウト時間
max_execution_time = 300

ビルドしてみる

ファイル類を作成したらコマンド docker-compose up -d を実行。

http://localhost/ にアクセスしてWordPress管理画面が表示されれば成功です。

メディアライブラリのページへ行き、アップロードサイズが2Mから10Mに変更されていれば成功です。

アップロードサイズを変更するには

途中でアップロードサイズを変更するにはコンテナの中に入ってviエディタで編集します。

以下コマンドでコンテ内に入ります。

docker exec -it wp_wordpress_1 bash

ファイルサイズを変更したい場合は以下コマンドでviエディタを開いてファイル編集してください。

vi /usr/local/etc/php/php.ini

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あとがき

ローカル開発環境を作ってWordPressテーマ開発をしたい方の参考になれば幸いです!

というわけで、次回もよしなに!