第13話

bloginfoの簡単な使い方、非推奨パラメーターとその対策を解説!

こんにちは!Takuya.B(@TB_IQ)です。

WordPressには便利な関数(タグと呼ばれる)がたくさんあります。これらはWordPressでブログ記事を書くだけの方にとっては無縁のものです。

ですが、ブログデザインをカスタマイズしたり自分だけのテーマを作ろうとすると、一度は必ず触らなければなりません。

そこで本日は、ヘッダー周りで表示されているブログのタイトルや説明文を表示することができるbloginfo()という関数について説明します!

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bloginfo()の使い方

bloginfo()の使い方は

<?php echo bloginfo('パラメーター'); ?>

です。

bloginfoのカッコの中の『パラメーター』の部分を下記に列挙したワードに変更することで、欲しい情報を表示させることができます。

(例) パラメーター → 得られる情報

 

  • name → ブログタイトル
  • description → サイトの説明文
  • admin_email → 登録しているメールアドレス
  • version → 使用しているWordPressのバージョン
  • language → WordPressの言語

一部のみ抜粋

この他にもパラメーターはありますが、現在のWordPressのバージョンでは廃止・非推奨のものもあるので、順番に説明していきます!

bloginfo()でブログのタイトル/キャッチフレーズを取得する

まずは、bloginfo()でブログのタイトルやキャッチフレーズを表示させる方法です。

Takuya.B
ブログのヘッダーでよく見かけるやつね!

ここでのブログのタイトル・キャッチフレーズは

WordPressの管理画面(ダッシュボード)の『設定 → 一般』

で登録されているものが表示されます。

サイトタイトルを表示する:name

<?php echo bloginfo('name'); ?>

サイトタイトルを表示させるにはパラメーターの部分を『name』と記述します。

Takuya.B
僕のブログなら『Takuya.B.com』って表示されるよ!

サイトの説明(キャッチフレーズ)を表示する:description

<?php echo bloginfo('description'); ?>

サイトの説明(キャッチフレーズ)を表示させるときは、パラメーターを『description』と記述します。

 

これらのbloginfo('name'), bloginfo('description')はWordPressの自作テーマ制作するときに必ず使うことになるので覚えておきましょう

廃止、非推奨のもの

bloginfoはサイトの情報を取得するのに便利な関数ですが、現在廃止・非推奨になっているものがあります。それらを紹介すると共に、代わりに使える関数をご紹介します。

廃止

バージョン2.2から廃止となったパラメーター

  • siteurl
  • home

これらのパラメーターは現在廃止となっています。代わりにブログのホームURLを返すhome_url()という関数が用意されているので、こちらを使うようにしましょう。

<?php echo home_url(); ?>

home_url()を使うと、例えばこのブログなら『https://takuyab.com』と表示されます。

一般的に、ブログのヘッダーやロゴ画像をクリックしたらトップページに遷移しますが、

<a href="<?php echo home_url(); ?>"><?php bloginfo('name'); ?></a>

例えばこのように記述すると、トップページへのリンク付きのサイトタイトルが表示することができます

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非推奨

現在、非推奨となっているパラメーター

 

  • stylesheet_directory
  • stylesheet_url
  • template_directory
  • template_url
  • url
  • wpurl
  • text_direction

これらのパラメーターは現在非推奨となっています。以下、代わりに推奨されている関数を紹介していきます。

stylesheet_directory → get_stylesheet_directory_uri()

<?php echo get_stylesheet_directory_uri(); ?>

get_stylesheet_directory_uri()という関数はstyle.cssが含まれているディレクトリまでのアドレスを返します。

出力例

https://example.com/wp-content/themes/mytheme

stylesheet_url → get_stylesheet_uri();

<?php echo get_stylesheet_uri(); ?>

get_stylesheet_uri()という関数はstyle.cssのアドレスを返します。

出力例

https://example.com/wp-content/themes/mytheme/style.css

template_directory, template_url→get_template_directory_uri()

<?php echo get_template_directory_uri(); ?>

get_template_directory_uri()は現在有効化しているテンプレートのアドレスを返します。この関数は子テーマで使っても親テーマのアドレスを返すので注意が必要です。子テーマのディレクトリのアドレスを返したい場合はget_stylesheet_directory_uri()を使うようにしましょう

出力例

https://example.com/wp-content/themes/mytheme

url→home_url()

<?php echo home_url(); ?>
出力例

https://example.com

上述したが、home_url()はサイトのアドレスを返します。例えば私のブログならサイトのアドレスは『https://takuyab.com』。home_url()site_url()の使い分けは後述。

wpurl→site_url()

<?php echo site_url(); ?>

site_url()ではWordPressがインストールされている場所のアドレスを返します。例えば、サブディレクトリの『sub』にWordPressをインストールしていれば、『https://example.com/sub』を返します。

出力例

https://example.com/sub

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まとめ

bloginfoはサイトの情報をタイトルや説明文などを表示させるのに便利です。ただ、URLやアドレスを返すのに使うのはよくありません。。

アドレスやURLを取得したいなら今回紹介した適切な関数を使うようにしましょう!

というわけで、次回もよしなに!