こんにちは。Takuya.B(@TB_IQ)です!
今日はC言語における“文字出力”についてお話します。文字出力はプログラミングにおける基本中の基本です。文字出力ができなければ、どんなに高度な数値計算を行ったとしても、その結果を私たちは知ることができません。
基本中の基本の内容ですので、必ず抑えましょう!
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文字を出力する関数~printf関数~
文字を出力したいときに使用するのがprintf関数です。まずはじめに、どの教科書にも書いてある『Hello,World!!』を出力するプログラムを作ってみましょう。
サンプルコード
//
//文字を出力するプログラム(1) test.c
//
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("Hello,World!\n");
return 0;
}
前回お話したmain関数の中にprintf関数が入っただけのシンプルなものです。
ちなみに今回は以下の様になった場合は失敗とみなします。
Hello,World!!の後に改行が入っていないとNGとします。
解説
printf関数
文字を出力するにはprintf関数を使います。
printf("出力したい文字列をここに");
printf("~~~");
がprintf関数です。この『~~~』の部分に出力したい文字列を記述します。文末のセミコロン;
は忘れないようにしましょう。
printf関数の使い方はこれだけです。
本当にこれだけです!%d
とか%c
とか出てこないので気にしないでください!(←後で絶対出てくるやん…)
しかし!!!
試しにコンパイルして実行してみましょう!!こうなるはずです!
改行されていません!
printf関数自体の使い方は上述の通りなのですが、改行するための魔法の二文字を入力しなければなりません。
改行するために~エスケープシーケンス\n~
改行させるためにはエスケープシーケンスの1つである\n
を使う必要があります。エスケープシーケンスなんて名前覚えなくて構いません。\n
以外のエスケープシーケンスを使う機会なんて最初の内はほとんど…いや全く無いので。
冒頭のサンプルコードにもHello,World!!の後ろに\n
が入ってますよね?これが改行を意味しています。
例えば、次のように文字を出力することだってできます。
こんな感じでエヴァっぽく縦→横に出力することだってできます。そう!\nならね!
ちなみにこのエヴァ風のコードはこんな感じ↓
//
// エヴァっぽくする test1.c
//
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("\n\nエ\nヴ\nァ\n風にコード入力してみた\n\n");
return 0;
}
上下が詰まっているので文末だけでなく、文頭にも改行コードを入れています。あとは改行させたい部分に『\n』を入れるだけです。
ちなみに余談ですが。Macでこのバックスラッシュ( \ )は alt + ¥
で入力することができます。環境によっては『¥n』で改行を示すこともあります(私のWindows環境では¥nでした)。
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まとめ&次回予告
今回のポイントをまとめます!
- 文字出力にはprintf関数を使う
- 書き方は
printf("~~~");
←波の部分に出力したい文字を書く - 改行するにはエスケープシーケンス
\n
を使う
さて次回は 第参話『データ型、襲来』 です!